スペイン語と音声認識に強いGoogle翻訳の使い方

フラッシュカード 語学

Google翻訳は各言語の音源が充実しているので、綴り表記に対する発音例外が多い言語の発音を確認したり、自分で音読するときに発音が正しいかどうかを音声認識機能を使ってチェックするという使い方がよいと思います。

オンライン辞書あれこれ

いろいろオンライン辞書があり、もはや書籍の辞書を必要としないので、いろいろな外国語を学ぶにしても本棚のスペースが足りなくなるという心配は無用になりました。しかし、例えば私の場合、英語、中国語、ブラジル・ポルトガル語、スペイン語を同時に学んでいる目的の一つに脳トレがあるので、これらすべての言語間で相互に翻訳できる訓練をしたいわけです。その場合にネックになるのがこの辞書問題です。

いろいろネットを調べた末に、翻訳が妥当かどうか;例文が豊富か;単語の発音を確認できるか;スマホアプリがあるかという4つの点で評価して、現在以下のオンライン辞書を使っています。

  • Weblio:日本語を軸にして、英語、中国語、韓国語との間で相互に翻訳できるサイト;翻訳は妥当;それぞれの意味ごとに例文あり;単語・例文両方の音源あり;スマホアプリあり
  • 查查在线词典:中国語を軸にして、英語、日本語、フランス語、ロシア語、韓国語との間で相互に翻訳できるサイト;翻訳は妥当;それぞれの意味ごとに例文を仕分けしてくれていないが、例文は豊富;単語は音源があるものとないものがある一方、例文はすべて音源あり;スマホアプリあり
  • Linguee:英語を軸にして、欧州22か国の言語に加えて日本語、中国語との間で相互に翻訳できるサイト;主要語のフランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、日本語、中国語との間の相互翻訳は妥当だが、その他のマイナーなヨーロッパ語は意味の説明はなく、外部ソースを引用した例文対訳のみ;それぞれの意味ごとに例文を仕分けしてくれていない(一部あり)が、例文は豊富;フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語の単語音源があるが、日本語と中国語には単語音源なし;スマホアプリあり
  • Google翻訳:英語を軸にして、世界中の言語との間で相互に翻訳できるサイト;英語とスペイン語は単語が持ついくつかの意味の説明があり、ヨーロッパ語との間の相互翻訳は信用に足りるが、日本語、中国語との間の相互翻訳は改善の余地あり;英語とスペイン語には単語が持つそれぞれの意味に対して例文が載っているが、その他の言語にはない;すべての言語に音源あり;スマホアプリあり

表にまとめておきます。

各オンライン辞書比較表

Google翻訳が多言語を相互に翻訳できる唯一のツール

長々と説明しましたが、今のところGoogle翻訳が唯一、私が求める多言語を相互に翻訳できるツールです。とは言え一言でいうと、「英語とスペイン語の間以外では翻訳を鵜呑みにしない方がよいが、発音確認や音読の音声認識確認に使うのはOK」といったところです。

あくまで英語を経由して言語Aから言語Bを翻訳しているところが透けて見えますので、翻訳がおかしいなと感じたら、英訳を確認するようにしています。特に成句熟語の類にしばしば見られますが、見当違いの訳だったら、別のオンライン辞書で確認しています。

例えば、ブラジル・ポルトガル語から中国語の翻訳で水着のビキニを意味するブラジル・ポルトガル語の “fio dental” を中国に翻訳すると、”牙线” となります。もちろんデンタル・フロスの意味もあるので、直訳としては正しいのですが、他の訳もあることは示してくれません。そこで、 ブラジル・ポルトガル語 →英語に切り替えると、 “bikini” という訳もちゃんと提示してくれます。そして、英語→中国語に切り替えて “bikini” を翻訳してようやく “比基尼” という訳に辿り着きます。

先に説明しましたが、Google翻訳は発祥の地がアメリカということもあり、英語だけでなく、ヒスパニック系の人口が増えてきていることを背景になっていると思いますが、スペイン語の単語ごとにスペイン語による解説と意味ごとの例文が充実しているところは非常によい点だと思います。この点があり私は最近スペイン語の辞書としては専らGoogle翻訳を使っています。

発音確認や音声認識を使うのはOK

Google翻訳は各言語の音源が充実しているので、綴り表記に対する発音例外が多い言語(例えば英語)の発音を確認したり、自分で教科書を音読するときに発音が正しいかどうかを確認するために音声認識機能を使ってチェックするという使い方がよいと思います。

特に音声認識機能は、さすがGoogleという特長だと思います。Youtubeに上がっている中国語講座のナレーションを私の発展途上の中国語発音でシャドーイングすると、トンでもない文字変換をするのに対して、中国人の方が読み上げている音声は正確に文字に書き起こします。

例えば先日、私がシャドーイングするのをGoogle翻訳で音声認識させたところ、

请在下面的共和党中

となってしまいました。Youtubeの中国人の方のナレーションを音声認識させたところ、正しく

填在下面的括号当中

と認識していました。かなり落ち込みました。中国語の発音は本当に難しいです。

つまり、発音の仕上がり具合をチェックするツールとしてはかなりいいのではないかと思います。ただネイティブレベルの発音を目指しても所詮到達するのは難しいと思いますので、肩の力を抜いて上達具合を確認するという態度で向き合うのが精神衛生上よいです。

そのうちGoogleが音声認識機能を使って、外国語学習者向けの発音トレーニングのアプリ出してくれるかもしれないと期待している今日この頃です。

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