《如何学习一门新的语言,并坚持下去?》という記事は、外国語を勉強する身には、外国語を習得する際の心構えや使えるツールがいろいろ紹介されていて非常に勉強になりました。私に一番刺さったのは「言語学習を生活の一部にする」ということばです。
どうやって新しい言語を諦めずに学び取るか?
どうすれば、新しい言語を諦めずに学び取ることができるのでしょうか?
36kr.com にちょうど都合のよい記事があったので紹介します。《如何学习一门新的语言,并坚持下去?》という記事です。原文をご覧になりたい方はこちら(中国語でも(上)、(下))をご覧ください。
これは元々の英文記事“How to learn a language (and stick at it)” を中国語に翻訳したものを上と下の2回に分けて全編と後編で紹介しています。外国語を勉強する身には、外国語を習得する際の心構えや使えるツールがいろいろ紹介されていて非常に勉強になりました。
結論的には習慣を身につける心構えや仕掛けと同じ
結論から述べますと、 外国語を習得する際の心構えは結局のところ習慣を身につける心構えや仕掛けと同じです。
- 各段階で具体的で達成可能な目標を立てて達成具合をテストする
- 自分に合った方法を見つける
- 先生や会話のお相手がいる場合は、自分が立てた目標に向かっているか確認する
- 自分のレベルを分析し、どこに力点を置いて強化するか考える
- アプリを使う場合は、アプリでできることとできないことを理解する
- 無料コンテンツを使う場合は意味が大体分かるものを使って聞く・読むのインプットを行う
- 見たり聞いたりするメディアから友達関係などの自分の周囲まで、言語学習を生活の一部にする
以下で、黄色マーカを付けた個所で私がやっていることを紹介します。
具体的で達成可能な目標を立てて達成具合をテスト
具体的で達成可能な目標を刻んで設定することは大事だと考えています。その上で、英語で言えば英検やTOEIC、中国語で言えば中検やHSKを使って自分のレベルを把握することも、これまた大事なことだと思います。
私の場合は、現在重点的に取り組んでいる中国語で言うと、Youtube に上がっている中国語コンテンツで「CCTV科教」というチャンネルの番組から中国の最新科学技術情報を得たいと思っていて、そのために字幕を見ながら何を言っているのかは大体理解するところを現在の目標に置いています。
どこに力点を置いて強化するか
私の中国語の弱点はリスニングです。ですので、リスニングを強化するため、HSK 受験対策教材を使っています。『合格奪取!新HSK 5級 トレーニングブック問題編』(アスク出版)を買って、スマホに音声ダウンロードして、音楽プレーヤで聞いています。
私の場合、聞き流しているだけやシャドーイングしているだけだとまるで身についていないということが過去にありました。そのため、ある時から具体的な設問で理解度を問われるような教材を選んで使うように変えました。
アプリでできることとできないことを理解する
音楽プレーヤはNHK出版のその名もズバリ「語学プレーヤ」です。これはNHK出版のコンテンツだけでなく、MP3音源も取り込むことができるので便利です。また、語学学習のためにうってつけの機能として、A-Bリピート、数秒早送り/巻き戻し、再生速度変更に対応しています。
書籍はできるだけ紙媒体を買わないように心掛けているので、Kindle 版を購入してスマホで読みます。
外国語の勉強をするときは音楽プレーヤと電子書籍の両方を操作したいので、「語学プレーヤ」と Kindle とを2画面分割して通勤電車の中などの出先でも、スマホさえあればすぐに勉強に取り組める環境を作っています。どちらの APP も Android OS の2画面分割に対応しているところが嬉しいです。
言語学習を生活の一部にする
先ほど触れた「CCTV科教」のCCTVは中国中央電視台なので、位置づけ的には日本でいうとNHK、英国のBBCに当たると放送局です。もちろん国営放送なのですが、なぜか Google 運営している Youtube にチャンネルを持っています。このチャンネルに日々いろいろなコンテンツがアップされています。
Google や その子会社である Youtube は中国国内で使えないのですが、Google との関係がどうなっているのかちょっと不思議に思います。
話が逸れましたが、「CCTV科教」を聞き取るのはまだ今のレベルでは歯が立たないです。それでもご親切に外国人向けに編集してあるのでしょうか、映像に埋め込みの字幕が付いているので、内容を把握することが容易です。そのため、結構楽しめます。
この間は月面の裏側に探査機「嫦娥」を飛ばした話をやっていました。米国さえなしえないでいることなので、興味津々でした。 次は火星探査機だと意気込んでいました。これを毎朝見るようにしています(実は、最近《每日中文课Free To Learn》にハマっているので、疎かになっていますが)。
英文記事を中国語に訳した翻訳記事は勉強になる
最後に今回の題名にした「英文記事を中国語に訳した翻訳記事は勉強になる」について触れます。私もWeblioなどのオンライン辞書や Google 翻訳のユーザですが、機械翻訳しても意味がさっぱり分からない言葉に出くわすことがよくあります。
今回の中国語の記事の中では、「救命稻草」が?でしたが、英文記事の方を見ると、”lifesaver” となっていましたので、合点がいきました。中文記事では意訳して中国人に伝わりやすくするために、「藁をもすがる」というニュアンスを出しているのがわかります。
このような意訳、特に普通の表現を比喩表現に翻訳して分かりやすく伝える技術は、まだまだ機械翻訳では難しいことだと思います。
コメント