嫁が片頭痛を克服した経験談を代筆する形で、生活習慣に落とし込めば、いろいろいいことが起こる例をまた増やしました。
嫁が片頭痛で困っていました
嫁は1年半前までは家事もままならない状態でした。夏と冬は特に片頭痛の発作が酷いらしく、嫁は一日中寝込んでいることも多く、夏休みや冬休みの家族旅行はチケットを買っても予約解約せざるをえないことが度々でした。
私のような片頭痛持ちではない向きからすると、さぼっているようにしか見えませんでした。それもあって、子供たちと私で自分たちの自炊することも多く、不幸中の幸いと言いますか、それなりに子供たちが自分たちで料理できるようになりました。
とはいえ、異常な状態でしたので、何とかしなければならないと思い、当時いろいろ解決策を探していました。
グルテンが疑わしい
嫁から「ラーメン食べると頭痛くなるのよね。化学調味料のせいだと思うだけど」という話をよく聞いていました。また、平日はそれでも頑張って動けていても、週末になると片頭痛の発作が起きて一日中動けなくなることがよくありました。
単に気力の問題かと思っていましたが、土日の昼食は決まって、パスタ、サンドイッチ、ラーメン、にゅう麺と小麦を使ったメニューのオンパレードでした。
そのような中、どうも小麦に含まれるグルテンが怪しいのではないかと思うようになりました。プロテニスのノバク・ジョコビッチ選手がグルテンフリー・ダイエットを取り入れてグルテン不耐症を克服したという逸話を知り、さらに関心を持ちました。
そして確からしい手がかりをつかみました。ScienceDaily.com の記事 “Gluten In The Diet May Be The Cause Of Recurring Headaches“ です。まさにそのものズバリの内容でした。いやー、英語を勉強しておいてよかったです。
10人中9人が症状改善
記事によると、グルテン感受性が高くかつMRI検査で中枢神経に炎症が見られると診断された熟年10人の患者を対象として、グルテンフリー・ダイエットを試してもらいました。この患者さん全員が頭痛持ちです。
そうしたところ、10人中9人の患者さんの頭痛が消えてなくなったか少なくとも改善したそうです。ちなみに、残る1人は グルテンフリー・ダイエットを拒んだと見られる人だそうです。
サンプルの数が10人と少し少なすぎますが、それでもほとんどすべての患者さんにグルテンフリー・ダイエットが効果的だったという話ですので、これは試さない手はないと思い、さっそく嫁に小麦製品を一切口にしない生活を試そうと持ちかけました。
「来た,見た,勝った」
最初は怪訝そうに話を聞いていた嫁でした。何かサプリメントを試すような足し算の方法であれば買い忘れて効果が持続しないということも考えられます。ですが、小麦製品を買わないようにする引き算の方法だったので、無精者でも長続きしそうと思ったのでしょう。いろいろ説明した後で、とにかく試してみることに決めてくれました。
割を食ったのは子供たちです。食卓からパンもラーメンもお好み焼きも何もかも小麦製品が消えてしまったので、特にパン好きの息子は耐えられないかもしれないなと内心思っていました。
しかし、その懸念は杞憂でした。子供たちはたまにはパンを買って食べていますが、私も付き合ってグルテンフリー・ダイエットやり始めたので、嫁と私は一切小麦製品を口にしなくなりました。主食はご飯です。
私の方は、最近、ご飯よりはサツマイモかオートミールが主食になっています。水溶性食物繊維をたくさん摂ろうと思ったからです。オートミールについては、「腸活スペシャルー豆乳オートミールの巻」の回をご覧ください。
そして初めての夏を迎えました。通常であれば、梅雨の頃になると、嫁の具合が悪くなるのですが、梅雨そして夏を迎えても大丈夫でした。一度片頭痛の発作が起きかけたそうですが、それ以外は至って正常に過ごすことができました。その後は発作ゼロです。「来た、見た、勝った」です。
ここでも炸裂する生活習慣パワー
こうして嫁の経験談を代筆する形で、生活習慣に落とし込めば、いろいろいいことが起こる例をまた増やすことができました。
このことを頭では分かっていても、すぐには取り掛かれないし、効果を実感するまでに時間がかかるとなると、効果が出るまでなかなか待てずに途中で止めてしまうことが多いと思います。今回の例でもやはり、「左手で箸を使えるようになる」の回で紹介した方法が活かせます。以下にまとめておきます。
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