人類の限界寿命は随分長く、120-150歳辺り

カメは万年 科学技術

中国のニュースサイト記事で人間の寿命の限界に関する最新の研究に関するものがあったので紹介します。人類の限界寿命が120-150歳辺りということは、目一杯長生きした幸運な人の中には、一生に三度、ハレー彗星を目にできる人もいるということです。

老け込んでいる場合ではない

36kr.com という中国のニュースサイトがあります。日本の日経新聞とも提携して記事をやりとりしています。ですので、政府系報道機関ではないと思うのですが、なぜかすべての記事が何のアクセス制限もなく読めてしまうため、中国語の勉強のためによく見に行きます。その中で、人間の寿命の限界に関する最新の研究に関するものがあったので紹介します。《什么是衰老?科学家最新研究表明,人类寿命极限在120-150岁之间》という題名です。

簡体字が一部含まれますが、大体意味が分かりますよね。これが漢字文化圏にいる利点です。

ズバリ 寿命の限界は120-150歳だそうです。半世紀生きたら、人生の折り返し点を過ぎるものだと思っていましたが、下手を打つと(正しくは理想的な生活習慣で健康に暮らすと)、1世紀半生き長らえることができるということです。80歳でも終活などと言っている場合ではなく、 何かをやる必要があります。老け込んでいる場合ではないのです。

記事要旨を英文化してみる

日本語脳がダメになった時に備えて、いろいろな経路を強化する必要があると思い、できるところから始めしました。まず原論文の手を借りて、この中文の記事の要約を英文でやってみました。以下です。

How long can the humankind live? This study tells us that the human lifespan limit falls between 120-150 years. The research team conducted longitudinal  monitoring of participants in the several-month-long trial, including routine complete blood count checks and accurately assessed their biological age and personal resilience. Subsequently, a novel yardstick, the Dynamic Biological State Index (DOSI), was established through a log-linear all-cause mortality model to describe the biological condition. By analyzing the DOSI data, they found that for people between 40-90 years old, the fluctuation of DOSI, that is, the recovery time linearly increases in 2-8 weeks, and the disease recovery rate will decrease. In other words, as the age increases, the resilience of the person will be gradually lost. The interaction between human resilience and disease has reached a critical point, which is the absolute limit of human life span in theory. The criticality is somewhere between 120-150 years.

英作文を和訳する

それから上の英文を日本語に訳してみました。

人類はどのくらい長生きできるのでしょうか?本研究は人間の寿命の限界が120〜150年の間にあることを示しています。研究チームは、参加者を募って定期的な全血球計算チェックを含む数か月にわたる試験の縦断的モニタリングを実施し、生物学的年齢と個人の恢復力を正確に評価しました。次に生物学的状態を解明するために、全死亡原因に基づく死亡率を対数-線形関係モデルにして、動的生物学的状態指数(DOSI)という新しい基準を設けました。 DOSIデータを分析したところ、40〜90歳の人では、DOSI変動、つまり恢復時間が2〜8週間で直線的に増加し、病気からの恢復率が低下することがわかりました。言い方を換えると、年齢が上がるにつれて、人の恢復能力は徐々に失われるということです。人間の恢復力と病気の間の相互作用が臨界に達するところ、それが理論的な人間の寿命の絶対限界です。臨界点は120年から150年の間のどこかにあります。

スペイン語、ポルトガル語でもいつか試みたい

上のような多言語間の訳を自分でいろいろやると、力が付きますし、たとえボケの前兆である「あれあれ何だっけ?」が始まっても、迂回経路ができると信じています。スペイン語、ポルトガル語でもいつか試みたいと思います。なかなか習得できないのが幸いして、長い人生飽きずに暮らせそうです。

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