スマホを活用した音読練習あれこれ

音読 習慣

小学校の先生に教科書を朗読させられて、「何でこんなさせるや?」と思った経験をお持ちの方が多いと思います。大の大人がやると、自宅でも気恥ずかしいかもしれません。しかし、スマホに聞かせれば、いろいろな形で自分の発音チェックができます。今回はスマホを活用した音読練習あれこれを紹介します。

音読は語学をマスターするための王道

様々な心理テストが行われた結果、巷でよく耳にする速読術と言っても、多読して知識を蓄えた結果、背景が分かっているから速く読めるということが分かっています。背景が分かっている分野の文献であれば、飛ばし読みをしても、書いてある内容を理解できるのです。至極当たり前のことです。

一時期、練習すれば文章を目で見た瞬間理解できるようになるので、目をあまり動かさずにページ全体が目に入るようにすれば、文字通り瞬く間に読むことができるという方法がはやったことがありました。フォトリーディングです。最初は私も「もしや」と思いましたが、この論文を読んでありえないことだと確信しました。今では世間的にも否定されています。

人類の歴史で文字がない時代から言葉はあったわけですから、所詮ヒトは音声ファーストでできているのです。音読速度を超えた速さで文章を理解することはできないのです。ということは、音読練習こそがリーディングにも、リスニングにも大変有効な方法であり、語学をマスターする王道であることが理解できるでしょう。

スマホ活用術 その1ー音声認識機能

1つ目のスマホ活用術は、スマホの音声認識機能を使って、自分が言いたかったことが正しく文字起こしできているかチェックする方法です。「スペイン語と音声認識に強いGoogle翻訳の使い方」の回でも紹介しました。

他にも、スマホのキーボード設定で日本語以外の言語を追加して、音声入力機能を有効にしておけば、キーボードの言語を切り替えることで、お望みの言語の音声入力機能を使うことができます。ちなみに私は、使っているスマホに中国語、ポルトガル語、スペイン語を入れています。英語は日本語同様にデフォルトで入っています。

キーボードの言語設定

作文力を鍛えると、認知力が衰えても戻って来られる」の回で触れた外国語の3行日記を付ける場合に、音声入力機能を活用するのもよいと思います。

スマホ活用術 その2ーカメラの録画機能

カメラの録画機能を使って、テキストを映しながら音読するのもいい手です。テキストと音読とがセットで記録されるので、何を読んだのか後で簡単に分かります。

テキストを音読録画

前面カメラに切り替えて、自撮りするのもよいでしょう。発音している時に、口の動きが正しいかチェックするのに有効です。

私は中国語講座の先生に「小红书」を奨められたので、このアプリを使って練習しています。普通に、スマホについているカメラ機能で十分と思います。

できるだけ速く読むように心がけて音読をしてください。同じ文章を音読して何本か動画を撮っていくと、収録時間が次第に短くなっていくと思います。これを確認しながら練習するのがコツです。上達している実感が持てて、練習を続ける動機づけになります。

ショート動画の音声文字起こし機能求む!

現時点では Google 翻訳、 Goole レンズになく、「DeepL翻訳の翻訳は優れものです」の回で紹介した DeepL 翻訳にもありませんが、ショート動画で収録した音声から文字起こしできるようになると、語学をやっている身からすると大変うれしいです。

静止画像の方はインポートができて、画像認識で文字起こしができます。しかし、音声はインポート機能がないので、録音データを文字起こしすることができません。もしこのブログを読んでくださった皆さんの中で、録音データを文字起こしすることができるアプリをご存じの方がいれば、是非教えてください。ではでは。

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